2014年04月22日

カタリベじいさん

本日、水星と天王星の結び。アースデイ。

KIN174 白い倍音の魔法使い。
白い魔法使い(14): 永遠 魅惑する 受容性
倍音の音(5):輝き 授ける 命じる

畑の近くを通りかかった、おじいさんと立ち話。

畑で作った物を、近所の人にタダで配っているんだとか。
奥様は、数年前に先立たれ、今は息子さんと2人暮らし。

『ご飯も、お裁縫も、掃除も、洗濯もやるよ。4050くらいの人がいれば、うんと楽をさしてやれる』と笑った。

『あ、アタシ、行こうかなぁ〜』ってマジで思っちゃいました。(笑)

おじいさんは、『おれ、幾つくれぇに見える?』と、
お茶目な笑顔を見せたので、
チョット気を使って、『70位ですかねぇ?』
と言うと、『95だよ。』

ええええっ!!雷とてもそんなお年には見えない。

戦争で、6年も戦地で暮らし、
中国、満州から、最後は東南アジアのゲリラ戦。

何日も一人でジャングルをさまよい、誰にも会わずに過ごす事も度々。
崩れかけた小屋を見つけ、夜を過ごす。

そこには、戦友達の亡がらがころがっている。
恐ろしいとか、悲しいとかいう気持ちは全く無く、
それどころか、彼らの傍らだからこそ、
穏やかな気持ちで眠りにつく事ができたと言う。

4000人余りいた仲間は、
敗戦で帰国した者は、ほんの一割。

帰国した時は、右足を鉄砲玉が貫通し、
うまく歩けなかったそうだが、
3年ほどで、完治したのだそうだ。
今は、普通に歩けている。

『TVとかで、足を打ち抜かれたヤツが、杖ついて歩いてるのをやるけど、ありゃぁ、うそだな。本当に打たれた時は、両腕をグッと組んで、体の中心に力を集めてさ、歯を食いしばって歩きゃぁ、100mくれぇは、歩ける』

昔の日本人は、やっぱ、気合いが違う。

こんなすごい話を、全編笑顔。
何度も、いろんな人に話しているのかな?
何度も話す事によって、
悲しい実話は、
遠い異国のおとぎ話に昇華して行くのかもしれない

私は95まではとてもだけど、もっと年を重ねて行った時、
若い子達に、どんな話をしてあげられるのだろう?

とにかく、目の前の事に背を向けず、ネタを拾って行くぞ。

悲しい話も、楽しい話も、全部笑顔で話せるバアさんを目指して。










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